皆さんこんにちは。
おもてなしドットコム、新入社員の磯貝です。
温泉の濃度による浸透圧の違いによっても温泉は分類されます。
今日は温泉の浸透圧による分類について書きたいと思います。
そもそも浸透圧って何?
浸透圧(osmotic pressure)は物理化学の用語である。半透膜を挟んで液面の高さが同じ、溶媒のみの純溶媒と溶液がある時、純溶媒から溶液へ溶媒が浸透するが、溶液側に圧を加えると浸透が阻止される。この圧を溶液の浸透圧という。(wikipediaより)
まぁ要する濃度の濃いものと薄いものが半透膜を通して、濃度を同じにしようと薄い方から濃い方へ水分が移動するみたいです。
温泉の浸透圧
温泉の浸透圧はお湯に含まれる塩分の濃さを体液の濃度を基準に分けられます。
等張泉 | ・溶存物質総量が温泉1kg中8g以上10g未満 ・凝固点 -0.55℃未満、-0.58℃以上 ・人間の体液の濃度とほぼ同程度 |
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低張性泉 | ・溶存物質総量が温泉1kg中8g未満 ・凝固点 -0.55℃以上 ・温泉の水分が体内へ移動する |
高張泉 | ・溶存物質総量が温泉1kg中10g以上 ・凝固点 -0.58℃未満 ・温泉の成分が体内へ移動する |
高張泉が良い?
これだけ見ると温泉の成分が体内に入り込んでくる高張泉が良さそうに見えますが、温泉の成分が入りやすい分、湯あたりしやすいです。
また身体の水分も同時に抜けているので、脱水症状にもなりやすいです。
高張泉に入るときは、長湯はしないほうが良いでしょう。
低張性泉も気をつけるべきことがあります。
体内に水分が入ることで皮膚がシワシワになりますが、このシワシワの状態の肌を洗いすぎると、肌が弱い方は痛んでしまうので注意して下さい。
温泉の浸透圧にあった入浴を心がけましょう。