皆さん、こんにちは。
おもてなしドットコム 新入社員の磯貝です。
今回は、「飲泉」について書きたいと思います。
温泉の効能を得る方法は入浴だけではありません。
むしろ入浴し肌から成分を吸収するよりも飲むほうが効果があると言われています。
しかし効果が高い分、注意して行う必要があります。
その「飲泉の方法」について書いていきたいと思います。
『飲泉の方法』
禁忌症について
温泉には泉質によって禁忌症があります。飲泉を行う前に温泉分析書や温泉の成分、禁忌症及び入浴上の注意事項掲示証を確認して下さい。
禁忌症・・・
急性疾患(特に熱のあるとき)、活動性結核、重い心臓病、悪性腫瘍、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他病勢進行中の疾患、妊娠初期
泉質別の主なものの例としては、
塩化物泉 - 高血圧症、腎臓病、その他むくみ
ヨウ素を含む泉質 - 甲状腺機能亢進症
二酸化炭素泉、硫黄泉、硫化水素泉 - 下痢
飲む場所について
飲用の許可のあることを必ず確認し、衛生面の観点から飲泉は専用設備のある場所で行ってください。
飲泉の注意事項
飲泉には湧出口の新鮮なものを、1回あたり100~200ml程度。1日の量は200~1000mlまで。酸性泉やナトリウム塩化物泉などは、泉質や濃度によって減量や希釈して下さい。
一般に飲泉は食前30分~1時間前、または空腹時に行ってください。夕食後から就寝前はなるべく避けましょう。
鉄泉、放射能泉、ヒ素、沃素、臭素を含有する温泉は、必ず飲用の許可を確認すること。また、これらの飲泉直後には、お茶、コーヒーは飲まないようにして下さい。
飲泉は刺激が強いので注意が必要です。
飲泉をされる場合は、できれば医師などの指導を受けてください。
飲泉できる温泉地を探して、旅行計画を立てるのもおもしろいかもしれませんね。